「腰痛の原因は脳にある」について

福島県立医科大学により大発見がありました。テレビでもやっていたようです。

ある女性は、家事ができないほどの激しい腰痛に悩まされていた患者さんが、何をしても痛くて、薬を飲んでも痛くて、福島県立医科大学に受診をしたそうです。

病院の各検査をした結果。。。ドクターが女性に告げたのは「ストレス」だったそうです。

腰痛なのに「ストレス」?腰じゃないの?と思うかもしれません。数年前の私ならきっと腰の筋肉が〜、骨盤が〜、などと言ってマッサージやら骨盤矯正やらやっていたと思います。

「ストレス」は脳で感じます。

健康な人の脳血流と、慢性腰痛患者の脳血流を調べると、強い腰痛を訴える患者の画像では脳の働きが低下していることが分かりました。さらに原因がわからない慢性腰痛の患者さんの7割にも血流量の低下が見られました。

さらに詳しく説明すると
脳内に「側坐核」(そくざかく)という痛みの制御に関連する部分があります。この側坐核の働きは、例えば腰の筋肉をに負担をかけ炎症などを起こすとその痛みが脳に伝わる。これに、側坐核が反応し鎮痛物質“オピオイド”が働き出し痛みを抑える信号が送られる。

しかし慢性的にストレスを感じると「側坐核」が働かなくなりオピオイドが働きにくくなり、痛みの信号に反応できなくなり激しい痛みが生じる。

このように素晴らしい発見を知らない患者さまが多くいらっしゃいます。ぜひ、この新発見をご家族やご友人にも伝えていただけると幸いです。

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