自律神経が乱れ「自律神経失調症」|生活リズムと“神経のスイッチ”を整える整体の考え方
「最近、眠りが浅い」「疲れても休んだ気がしない」
「天気や気圧の変化で体調が左右される」
このような不調が続くとき、
身体の奥で“自律神経”がうまく働いていない可能性があります。
この記事では、自律神経が乱れるメカニズムと、その原因になりやすい生活リズムの乱れ、そして整体的な観点から整えるポイントを詳しく解説します。
自律神経とは?身体のリズムをつくる「スイッチ」

自律神経とは、私たちの意思とは関係なく、心臓・血圧・呼吸・消化などをコントロールしている神経です。
この神経には、
・日中の活動を支える「交感神経」
・夜の休息を促す「副交感神経」
の2種類があります。
健康な状態では、この2つが自動的に切り替わり、“昼は動き、夜は休む”というリズムが保たれます。
しかし、現代社会ではそのスイッチが壊れやすくなっているのです。
現代人に増えている「神経の切り替え不良」
スマホ、パソコン、ストレス、睡眠不足。
どれも自律神経を乱す代表的な要因です。
特に以下のような生活習慣が続くと、
身体が常に“戦闘モード(交感神経優位)”になります。
・朝から夜まで緊張状態で過ごす
・寝る直前までスマホやパソコンを見る
・呼吸が浅く、胸が常に張っている
・カフェインや刺激物を摂ることが多い
この状態が続くと、副交感神経がうまく働かず、「休んでも疲れが取れない身体」になっていきます。
自律神経の乱れによる主な症状

神経のスイッチが切り替わらなくなると、身体と心の両方にさまざまなサインが現れます。
・頭痛、めまい、耳鳴り
・肩こり、首こり、動悸
・手足の冷えやほてり
・息苦しさ、胸の圧迫感
・不眠、朝の倦怠感
・気分の浮き沈み
これらの不調は病院で検査をしても「異常なし」と言われることが多く、原因が見つからないままつらい状態が続いてしまうのが特徴です。
「身体を休める」ではなく「神経を休ませる」ことが大切
多くの方が「ゆっくり休めば治る」と考えますが、実際には“神経が休めない”状態に陥っていることがほとんどです。
自律神経が乱れているときは、睡眠をとっても、筋肉が緊張したまま。
血流も悪く、脳や内臓に十分な酸素が行き届きません。
つまり、休んでいるようで身体は常に働き続けているのです。
整体では、背骨や骨盤を整え、神経の通り道をスムーズにすることで、“神経が休める環境”をつくることを目的としています。
当店の整体アプローチ|姿勢・神経・筋肉の三軸から整える

新橋カイロプラクティック整体院では、自律神経の乱れに対して次の3つの軸からアプローチしています。
・姿勢(骨格)
背骨の歪みを整え、神経の通りをスムーズにする
・神経
振動機器と手技によって神経の緊張をやさしく緩める
・筋肉
過度に緊張した筋肉をゆるめ、呼吸が深くできる身体へ導く
この3つを整えることで、
自律神経が本来のリズムを取り戻し、“朝スッキリ起きられる身体”を目指します。
今日からできる自律神経のセルフケア
整体で整えた身体を保つために、日常生活でも神経を落ち着かせる習慣を取り入れましょう。
・朝はカーテンを開けて太陽光を浴びる
・夜はスマホを寝る30分前に置く
・深呼吸をゆっくり3回、1日何度でも行う
・ぬるめのお湯に10分浸かる
小さな積み重ねが、
神経のリズムを整える大きな一歩になります。
まとめ|“神経が休める”身体を取り戻す
自律神経失調症は、病気ではなく「身体のリズムの乱れ」です。
その根本には、姿勢と神経のバランスが関係しています。
“休んでいるのに疲れが取れない”と感じる方は、まずは神経が安心できる状態をつくることから始めましょう。
👉 自律神経失調症の詳しい原因と整体での改善法は
自律神経失調症のページはこちら をご覧ください。

🖋 記事監修
新橋カイロプラクティック整体院
院長 山本優希(国家資格 柔道整復師)
— 姿勢(骨格)・神経・筋肉の三軸から根本改善を目指す整体 —


