朝起きると腰が痛い…寝姿勢と神経の関係|整体的に見る回復できない身体のサイン
朝、目を覚ました瞬間に「腰が痛い」と感じる。
夜は平気だったのに、寝起きだけつらい。
そんな「朝の腰痛」に悩む方は少なくありません。
実はこの症状、寝方やマットレスの問題だけではなく、神経の疲労と姿勢の崩れが関係しています。
この記事では、整体の専門的な視点から、「なぜ寝ている間に腰が回復しないのか」をわかりやすく解説します。
朝起きると腰が痛くなる主な原因

寝起きの腰痛には、いくつかの要因が重なっています。
・仰向けで寝ると腰が反って痛む
・うつ伏せ寝で腰や首に負担がかかる
・硬すぎる、または柔らかすぎる寝具
・寝ている時も筋肉がこわばっている
・長時間同じ姿勢で筋肉が固まる
・睡眠時には血流が低下する
しかし、これらは「きっかけ」にすぎません。
根本的には、姿勢と神経のバランスが乱れていることで、寝ている間に身体がリセットされなくなっているのです。
寝姿勢と神経の働きはつながっている
人の身体は、本来「寝ている間に回復する」ようにできています。
これは、副交感神経(リラックスの神経)が働くことで、筋肉の緊張が緩み、血流や回復力が高まるからです。
しかし、日中のストレスや姿勢の崩れによって
首や背中まわりの神経が常に緊張していると、睡眠中でも副交感神経がうまく働かず、筋肉が“休めないまま”になってしまいます。
このような状態では、夜のうちに疲労が取れず、朝起きたときに腰の痛みとして現れるのです。
「寝ているだけで腰が痛い」は回復システムのサイン

整体的に見ると、寝起き腰痛は身体の回復システムの不調サインです。
・筋肉の緊張が続き、血流が滞っている
・姿勢の歪みで寝返りが打ちづらい
・神経の通り道(背骨まわり)が硬直している
これらが重なると、寝ている時間が「休息」ではなく「負担の時間」になります。
特に、背骨や骨盤の歪みがあると、腰に一点集中で圧力がかかり、朝の痛みにつながります。
朝腰痛の人がやりがちなNG習慣
・柔らかすぎるベッドで沈み込みすぎる
・高い枕で首が前に倒れる
・寝る直前までスマホを見て神経を興奮させる
・寝返りを打たずに同じ姿勢で寝ている
これらの習慣は、神経のバランスを乱し、副交感神経が働きにくい状態をつくります。
まずは、寝る前に「呼吸を深める」「首を温める」など、神経が休める環境を整えることが大切です。
当店の整体ができること|神経を休ませる身体づくり
新橋カイロプラクティック整体院では、朝の腰痛に悩む方へ、“神経が休める身体”を取り戻す整体を行っています。
・姿勢(骨格):骨盤・背骨のバランスを整えて、自然な寝姿勢を保ちやすくする
・神経:振動機器と手技で神経の緊張をやさしく緩める
・筋肉:睡眠中もリラックスできるように筋肉を整える
また、提携クリニックでレントゲン確認も可能なため、「寝姿勢の歪み」や「骨盤の角度」を具体的に把握した上で施術を行います。

自宅でできる“朝腰痛対策”
整体と合わせて、日常生活の中で次のような工夫を取り入れてみてください。
・仰向けで寝るときは、膝の下にクッションを入れる
・うつ伏せ寝は避け、横向きで軽く膝を曲げる姿勢を意識する
・寝る前に深呼吸をして、副交感神経を働かせる
・湯船に10分ほど浸かってから就寝する
寝る前の5分間で身体の力を抜く習慣をつけると、神経が落ち着き、翌朝の腰痛が軽減しやすくなります。
まとめ|腰痛を“寝て治す身体”へ
朝の腰痛は、寝具や寝姿勢だけでなく、神経の緊張が取れない身体が原因になっていることが多いです。
日中の姿勢を整え、夜に神経が休める環境をつくることで、「寝ても疲れが取れない」身体から「寝て回復できる」身体へ変わっていきます。
👉 腰痛の詳しい原因と整体での改善法は
腰痛のページはこちら をご覧ください。
🖋 記事監修
新橋カイロプラクティック整体院
院長 山本優希(国家資格 柔道整復師)
— 姿勢(骨格)・神経・筋肉の三軸から根本改善を目指す整体 —



