神経の過敏化とは？慢性痛が治りにくいメカニズムと整体でのアプローチ

「痛みがなかなか取れない」「また同じ場所がつらくなる」
そんな慢性的な不調の背景には、神経の過敏化（かびんか）という状態が隠れています。

一度おさまったはずの痛みが再び現れるのは、筋肉や骨格の問題だけでなく、“痛みを感じ取る神経の働き”が変化しているからです。

この記事では、神経の過敏化が起こるしくみと、整体によって神経の反応を落ち着かせる方法をわかりやすくご紹介します。

神経の過敏化とは？──「痛みに敏感になった神経」

人間の神経は、ケガや炎症などで刺激を受けると「痛みの信号」を脳に送ります。
通常なら組織の回復とともに痛みは減っていきますが、長期間のストレス・姿勢の乱れ・睡眠不足などが続くと、神経が興奮しやすい状態＝過敏な状態に切り替わってしまいます。

すると、わずかな刺激でも痛みを感じやすくなり、「痛み → 緊張 → 神経の敏感化」という悪循環に陥ります。

神経が過敏になる原因はいくつかあります。

・長時間のデスクワークで首や背中に負担がかかる
・寝不足や生活リズムの乱れ
・慢性的なストレスや不安
・同じ姿勢を続ける習慣

特に首から背中にかけての緊張は、神経の通り道を圧迫しやすく、痛みや痺れ、頭痛などを引き起こすことがあります。

👉 詳しくは 首・肩こりのページ をご覧ください。

人の神経は、とても“学習しやすい”という特徴があります。
長いあいだ痛みの信号を受け取り続けると、神経の働きが変化して、「痛みを記憶する」ように反応が残ってしまうのです。

この状態では、組織が回復していても、脳が「まだ痛い」と判断し続けるため、実際には損傷がない場所でも痛みを感じることがあります。

つまり、痛みの記憶を落ち着かせることが“慢性痛の改善”に欠かせない鍵となります。

当店では、神経の過敏な興奮を和らげるために、
・骨格の歪みを整えて神経の通りを確保する手技
・振動機器によるやさしい神経調整
・背骨まわりの緊張を緩めて自律神経を整える施術
を組み合わせています。

姿勢が整うことで、神経が落ち着き、痛みを感じにくい身体へと変わっていきます。

神経の働きが安定してくると、身体は自然に回復方向へ向かいます。

・筋肉のこわばりがやわらぐ
・血流が改善し、疲れにくくなる
・痛みが軽減し、動きやすくなる
・睡眠の質が上がる

神経を整えることは、“回復のスイッチ”を入れること。
これは、薬では得られない自然な回復力の再起動です。

長引く痛みや慢性的な疲労は、神経の働きが乱れているサインです。
薬で一時的に痛みを抑えるのではなく、神経・姿勢・筋肉の三軸を整えて、根本的な回復力を取り戻すことが重要です。

「長く続く痛み」「原因がわからない不調」にお悩みの方は、一度“神経の状態”に目を向けてみてください。

📍新橋カイロプラクティック整体院では、
柔道整復師（国家資格）である院長が、神経の働きを整え、姿勢・睡眠・日常動作のすべてを根本からサポートします。

院長：山本優希（国家資格：柔道整復師）
整骨院勤務を経て、慢性的な痛みに悩む方の根本改善を目的に「新橋カイロプラクティック整体院」を開業。
姿勢・神経・筋肉の三軸からアプローチする施術を提供し、再発しにくい身体づくりをサポートしています。