強い痛みなのに“異常なし”と言われる坐骨神経痛は起こり得ますか?
足先まで鋭い痛みが走る。
お尻の奥がつっぱるように痛む。
太ももの裏に重さや痺れが広がる——。
これだけ強い症状があるのに、
病院で検査を受けると「異常なし」と言われてしまう。
「じゃあ、このつらさは何なの?」
「本当はどこが悪いの?」
そう感じて不安になる方は少なくありません。
実は、この状況は珍しいことではありません。
“異常なし”と診断されるケースでも、坐骨神経の不調は起こり得ます。
坐骨神経痛が長引いている場合はこちらも参考にしてください。
→ 坐骨神経痛専用ページ(https://office-yamamoto.jp/zakotsu/)
■「異常なし」なのに痛みが強く出るのはなぜか?

レントゲンやMRIは、骨の形や椎間板の状態など
「目に見える構造の異常」 や病気・疾患を確認するための検査です。
しかし、坐骨神経痛のような脚の痛み・痺れは、
構造に大きな異常がなくても起こることがあります。
その大きな要因が、次の1つです。
📌 姿勢(骨格構造)の崩れが、神経の働きを弱める
毎日のPC作業、スマホ姿勢、座りっぱなしの時間が長いと、
- 骨盤が後ろに倒れる
- 腰が丸くなる
- 背中が強く張る
- 頭が前に出る
といった骨格構造の変化が積み重なります。
これらは画像検査で写らないほど“微細な変化”ですが、
座っても立っても痛いほどの強烈な神経負担を生みます。
つまり、
痛みの強さ = 構造の異常の大きさ ではない
ということです。
■よくある症状の出方(異常なしと言われやすいケース)
特に新橋周辺で働くデスクワーカーに多いのが次のパターン。
- 朝より夕方がつらい
- 座っていると脚の奥に痛みが出る
- 立っているだけで太ももが張ってくる
- 歩き始めの一歩目が強く痛む
- 寝ると少し楽
これらは典型的に
「骨格構造の崩れ → 神経の働きの低下」
という順番で起こる症状です。
検査結果に異常はなくても、
身体としては“SOS”を出している状態です。
■「気のせい」でも「軽症」でもありません
異常が見つからなかったからといって、
症状のつらさが軽いわけではありません。
むしろ重度な症状にお悩みの方には、
- 座れないほどの痛み
- 電車で立っていられない
- 夜寝ていても脚が気になる
- 仕事に集中できない
こうした“生活を揺さぶる症状”が出ることも多くあります。
異常なし=問題なし
ではなく、
異常なし=原因が“構造以外”にある可能性が高い
ということです。
■当店の視点:骨格構造と神経の働きを整える

当店では、坐骨神経痛のような症状に対し、
腰や脚を揉みほぐす対症的なケアは行いません。
背景として、
- 骨格構造の変化
- 神経の働きの低下
があるため、
首・背中・腰・骨盤など“神経に負担がかかりやすい部位”を整えることが大切
と考えています。
そのため、
- レントゲンで骨格構造の状態を確認
- 神経の働きを妨げている可能性のある部位へ
- 振動機器+手技でアプローチ
これにより、
神経が働きやすい身体へ戻すこと を目的としています。
■日常でできる小さな対策
症状が強いときは
「同じ姿勢を続けない」
これだけで負担が大きく変わることがあります。
特にデスクワークが長い日は、
30~60分に一度だけ立つクセを作ってみてください。
■まとめ
- 痛みは強いのに“異常なし”は珍しくない
- 目に見える構造が正常でも、神経の働きは弱くなる
- 姿勢(骨格構造)の崩れが背景にあることが多い
- 放置すると悪化しやすいため早めのケアが大切
つらさが続いている場合は、無理をせず早めに身体を見直しておくことをおすすめします。
──この記事を書いた人──
山本 優希|新橋カイロプラクティック整体院
姿勢(骨格構造)の変化が神経の働きに影響するという考えを軸に、
首・背中・腰を中心とした整体を行っています。
レントゲンで骨格の状態を確認し、
振動機器と手技を組み合わせて「神経が働きやすい身体」を整えることを大切にしています。

