背中の痛みと自律神経の関係|内臓の疲れがサインとして現れることも
「背中の奥が重い」「姿勢を変えても痛みが残る」「病院では異常なしと言われた」
そんな背中の違和感、もしかすると自律神経と内臓の疲れが関係しているかもしれません。
筋肉をもみほぐしても戻ってしまう背中の痛み――
その背景には、身体の“内側”からくるサインが隠れています。
背中の痛みが「内臓の疲労」と関係する理由

実は、背中の筋肉と内臓は神経を通じて密接に結びついています。
たとえば、胃や肝臓などの臓器からの信号は、背骨の周囲を通る自律神経(交感神経・副交感神経)を経由して伝わります。
内臓が疲労したり、働きが低下したりすると、
その刺激が反射的に背中の筋肉へ伝わり、筋緊張として現れることがあります。
これは医学的には「放散痛(関連痛)」と呼ばれ、
内臓の神経と体の表面を支配する神経が脊髄の同じ高さで交差しているため、
本来の内臓ではなく、背中や肩など別の部位で“痛み”として感じられる現象です。
・胃が疲れている → 背中の左側が張る
・肝臓や胆のうの疲れ → 右の背中が重く感じる
・腎臓や副腎の負担 → 腰の上あたりの背中に違和感
このように、内臓と背中はまるで“鏡”のように反応します。
ただし、急に強い痛みが出た場合や、安静にしても改善しないときは、心臓や胆のうなどの疾患が関係している可能性もあるため、必ず専門の医療機関にご相談ください。
自律神経の乱れが背中の筋肉を硬くするメカニズム
長時間のストレスや睡眠不足が続くと、交感神経が優位になり、常に身体が緊張状態になります。
交感神経は筋肉への血流をコントロールしており、過度な緊張状態が続くと、筋肉の血流が低下し、酸素不足によって硬直しやすくなります。
結果として、背中の筋肉がこわばり、痛みやだるさを感じるようになります。
さらに、呼吸が浅くなることで胸郭(きょうかく)の動きが小さくなり、背骨まわりの神経への刺激が減少。
「背中の張り+内臓の不調」が同時に起こるケースも珍しくありません。
当店でのアプローチ|神経の通りと身体のバランスを整える
新橋カイロプラクティック整体院では、背中の痛みを「筋肉の硬さ」だけでなく、神経と姿勢の機能低下として捉えています。
・神経の通りを整える:振動機器を使い、背骨周囲の神経伝達をやさしく促します。
・骨格のバランスを調える:姿勢の歪みを整え、内臓や神経への負担を軽減。
・呼吸を整える:胸郭の可動性を回復させ、自律神経の安定を図ります。
また、必要に応じて提携クリニックでのレントゲンやを行い、神経や骨格の状態を可視化したうえで施術方針を立てています。
背中の痛みだけでなく、胃の不快感・息苦しさ・慢性的な疲労を感じていた方が、施術後には「背中が軽く、呼吸が深くなった」と実感されるケースも多くあります。
実際の変化(例)
・40代女性:慢性的な背中の張りと胃もたれ感が改善し、呼吸が深くなった
・50代男性:右背部の重さが取れ、仕事後の倦怠感が軽減
・30代女性:ストレスで肩甲骨の内側が痛かったが、神経バランス調整で快眠できるように
多くの方が口にするのは、「背中が軽くなっただけでなく、気持ちまでスッキリ楽になった」という実感です。
自宅でできるセルフケア

・湯船に浸かり、背中を温めながら深呼吸
・みぞおちを軽く押して、呼吸の動きを感じる
・寝る前に、両手を上げて大きく背伸びをする
これらはすべて、自律神経のバランスを整え、内臓への血流を促す方法です。
背中が温まり、呼吸が深くなることで、自然と緊張もやわらいでいきます。
まとめ|背中の痛みは“内側のサイン”
背中の痛みは、単なる筋肉疲労ではなく、
神経・内臓・姿勢の乱れが複合的に影響している場合があります。
「姿勢を直してもすぐ戻る」「内臓は大丈夫と言われたけど違和感がある」
そんなときこそ、神経の通りを整えるケアが有効です。
背中が軽くなることで、呼吸・睡眠・消化など、
身体のリズム全体が穏やかに整っていきます。
ただし、急激な強い痛みや安静時の持続痛がある場合は、
早めに専門医へご相談ください。
👉 背中の痛みの詳しい原因と施術内容は
背中の痛みのページはこちら をご覧ください。
🖋 記事監修
新橋カイロプラクティック整体院
院長 山本優希(国家資格 柔道整復師)
— 姿勢(骨格)・神経・筋肉の三軸から根本改善を目指す整体 —



