背中の痛みが続く理由|呼吸と姿勢が関係しているって本当?
「背中が張る」「呼吸が浅い」「姿勢を伸ばすと痛い」
そんな背中の不快感に悩んでいませんか?
肩こりや腰痛ほど注目されませんが、
実は背中の痛みは身体の深い部分にある“姿勢と呼吸の乱れ”が関係しています。
デスクワーク中の“丸まった背中”が引き起こすこと

長時間のパソコン作業やスマホ操作で背中が丸くなると、胸やお腹が圧迫され、呼吸が浅くなります。
呼吸が浅く、背骨の動きが硬くなると、背骨から出る神経の働きが影響を受け、筋肉がさらに硬くなりやすくなります。
・デスクワーク中、背中の真ん中がズーンと重い
・夕方になると背中が張ってくる
・呼吸が浅く、息苦しい感覚がある
これらはすべて、「姿勢が崩れ、呼吸筋が働きにくくなっているサイン」です。
背中の痛みと「呼吸の質」の関係
背中には、呼吸を支える多くの筋肉が存在します。
代表的なのが、横隔膜(おうかくまく)や肋骨の間にある肋間筋(ろっかんきん)、
さらに首から胸にかけての斜角筋や胸鎖乳突筋などの補助的な呼吸筋です。
これらの筋肉が硬くなると、肋骨がうまく動かず、
息を吸っても胸が広がりにくくなります。
また、背中の大きな筋肉(広背筋など)は直接的な呼吸筋ではありませんが、
硬くなることで背中の柔軟性を失わせ、呼吸の動きを間接的に制限することがあります。
つまり、呼吸が浅くなることで背中の筋肉がこわばり、
それがまた呼吸を浅くしてしまうという悪循環が起こるのです。
ストレスが背中を硬くする理由

ストレスを感じると、自律神経が交感神経優位(緊張状態)になり、
背中や肩の筋肉に力が入ります。
これは「守る姿勢(防御反応)」として自然に起こる反応ですが、
長く続くと常に背中がこわばった状態に。
・職場の緊張やプレッシャー
・長時間の集中
・睡眠不足や浅い呼吸
こうした要因が重なると、
「ストレス背中」=精神的負荷が身体に現れる状態へとつながります。
当店でのアプローチ|“姿勢・呼吸・神経”を整える整体
新橋カイロプラクティック整体院では、
背中の痛みを「筋肉だけの問題」とは考えません。
姿勢の歪み・呼吸の浅さ・神経の働きの3つを整えることで、痛みの出にくい自然な身体を取り戻すことを目的としています。
・姿勢(骨格):背骨と骨盤のバランスを整え、呼吸時の動きをスムーズに
・呼吸の改善:胸郭の可動性を広げ、横隔膜が自然に動く呼吸へ導く
・神経の調整:振動機器を用いて、背部の神経の働きをやさしく安定化
背中の硬さが取れてくると、呼吸が深くなり、気持ちまで軽くなる方も多くいらっしゃいます。

実際の変化(例)
・40代女性:午後になると背中が痛くて姿勢を崩していたが、3回目で仕事中の張りが軽減
・30代女性:デスクワーク後の息苦しさが改善し、深く呼吸できるようになった
・50代男性:ゴルフ中の背中の痛みが和らぎ、スイングがスムーズに
「姿勢を正す」と「呼吸が楽になる」は、実は表裏一体です。
背中がほぐれることで、身体だけでなく心の緊張までほどけていきます。
自分でできる“背中リセット”習慣

・椅子に座ったまま、両腕を後ろで組み、胸を開いて深呼吸
・背伸びをして、肋骨を広げるように息を吸う
・1時間に一度、背もたれから離れて姿勢をリセット
ポイントは「伸ばす」「開く」「吸う」を意識すること。
背中を動かすだけで、呼吸筋や神経の働きが自然に整っていきます。
まとめ|背中の痛みは「姿勢と呼吸のサイン」
背中の痛みは、姿勢の崩れや呼吸の浅さ、ストレスなどが重なって起こるもの。
「マッサージしてもすぐ戻る」「原因がわからない」
そんなときこそ、呼吸と神経のバランスを整えることが大切です。
呼吸が深まり、姿勢が安定することで、背中の痛みだけでなく、全身の軽さを感じられる身体へ。
👉 背中の痛みの詳しい原因と施術内容は
背中の痛みのページはこちら をご覧ください。
🖋 記事監修
新橋カイロプラクティック整体院
院長 山本優希(国家資格 柔道整復師)
— 姿勢(骨格)・神経・筋肉の三軸から根本改善を目指す整体 —



