ストレートネックと頭痛の関係|首の歪みがもたらす不調とは
長時間のスマホ操作やデスクワークで、首や肩がこるだけでなく、「こめかみがズキズキする」「後頭部が重く痛い」と感じることはありませんか?
それは、首の歪み(ストレートネック)が原因で起こる頭痛かもしれません。
この記事では、ストレートネックが頭痛を引き起こす仕組みを、整体の専門的な視点からわかりやすく解説します。
さらに、日常でできる予防とケアのポイントもご紹介します。
ストレートネックとは?|現代人に急増している“首の歪み”

本来、人の首(頚椎)は緩やかなカーブを描いて頭を支えています。
このカーブは、頭の重さ(約5〜6kg)を分散し、首への負担を軽減する役割があります。
しかし、スマホやパソコンを長時間見続ける姿勢が続くと、首が前に突き出し、カーブが失われてしまいます。
この状態を「ストレートネック」と呼びます。
一見、姿勢の問題のように思えますが、実はこの歪みが神経や血流に影響を与え、頭痛を引き起こす大きな要因となっています。
なぜストレートネックで頭痛が起こるのか?

ストレートネックでは、次のようなメカニズムで頭痛が生じます。
・首まわりの筋肉(後頭下筋群など)が硬くなる
・その下を通る神経や血管が圧迫される
・神経の刺激や血行不良によって、後頭部やこめかみ周辺に痛みが広がる
特に、首の後ろの筋肉が硬くなると、後頭神経(こうとうしんけい)と呼ばれる神経が圧迫され、「締め付けられるような痛み」「後頭部が重い」「頭がぼーっとする」といった症状を起こします。
また、神経の緊張状態が続くことで、痛みに対して敏感になり、わずかな刺激でも頭痛を感じやすくなることがあります。
ストレートネックによる頭痛の特徴
筋肉のこりや緊張からくる頭痛は、「緊張型頭痛」と呼ばれ、以下のような特徴があります。
・頭全体を締め付けられるように痛む
・後頭部から首にかけて重だるい
・長時間のパソコン作業で悪化する
・肩こりや眼精疲労を伴うことが多い
このタイプの頭痛は、鎮痛薬で一時的におさまっても、根本的な原因である姿勢や神経の緊張を整えない限り、再発を繰り返します。
姿勢の崩れと神経の乱れを整えることが重要

ストレートネックの本質は「骨格の歪み」ではなく、姿勢を保つ神経バランスの乱れにあります。
首や背中の筋肉が過度に緊張している状態では、神経の伝達がうまく働かず、血流も滞ってしまいます。
これにより、痛みやだるさが慢性化していくのです。
整体では、首だけでなく背骨全体のバランスを整え、神経の働きを正常に戻すことで、“頭痛が起こりにくい身体”をつくることを目的としています。
当店の整体法|姿勢・神経・筋肉の三軸で頭痛を改善へ
新橋カイロプラクティック整体院では、「姿勢(骨格)・神経・筋肉」の三軸を整える整体を行っています。
姿勢(骨格)
レントゲンを用いて首のカーブや歪みを確認し、
正しい姿勢バランスを取り戻します。
神経
振動機器と手技による穏やかな刺激で、
首〜背中の神経の過緊張を緩和します。
筋肉
硬くなった首・肩まわりの筋肉をゆるめ、
血流と神経の流れを促します。
この三つを整えることで、
痛みを抑えるのではなく、痛みが起こりにくい状態へ導くことを目指します。
自宅でできる首のセルフケア
整体とあわせて、日常生活の中での習慣改善も大切です。
・スマホを見るときは、画面を目の高さに合わせる
・1時間に一度、肩甲骨を動かすストレッチを行う
・仰向け寝で首のカーブを保つ
・寝る前に首の後ろを温める
これらを意識するだけでも、首の負担が軽減され、頭痛の予防につながります。
まとめ|首の歪みを整えれば、頭痛は軽くなる
ストレートネックによる頭痛は、筋肉を揉むだけでは改善しません。
姿勢と神経の働きを整え、本来のバランスを取り戻すことが大切です。
慢性的な頭痛に悩む方は、“首のカーブ”に目を向けてみてください。
それが、痛みを根本から変える第一歩です。
👉 ストレートネックや頭痛の根本原因について詳しくは
頭痛のページはこちら をご覧ください。

🖋 記事監修
新橋カイロプラクティック整体院
院長 山本優希(国家資格 柔道整復師)
— 姿勢(骨格)・神経・筋肉の三軸から根本改善を目指す整体 —


