手や腕の痺れの原因は首?神経圧迫が起こるメカニズムを解説

「手の先がピリピリする」「腕がだるくて力が入りにくい」
そんな痺れを感じたことはありませんか?

一見、手や腕の問題のように思えますが、
実はその多くが首(頚椎)に原因があることをご存じでしょうか。

本記事では、首の神経と手・腕の痺れの関係をわかりやすく解説し、
神経の通りを整えて症状を軽減させる考え方をご紹介します。


手や腕の痺れはどこで起こっているのか?

首手の痺れ

「痺れ」という感覚は、神経の伝達がスムーズに行われないときに生じます。
つまり、神経が圧迫されている・血流が悪くなっている・過敏になっているといった状態です。

特に首(頚椎)の周囲には、脳から手・腕へとつながる重要な神経が通っています。
この部分で何らかの圧迫や炎症が起こると、その先にある腕や手指にまで痺れが伝わるのです。


首の神経圧迫が起こる主な原因

手や腕の痺れを引き起こす神経の圧迫は、
次のような状態から生まれます。

・長時間のデスクワークやスマホ操作によるストレートネック
・猫背姿勢による頚椎のゆがみ
・加齢に伴う椎間板の変性や関節の変形
・首や肩まわりの筋肉の過緊張

これらによって、頚椎のすき間(椎間孔)が狭くなり、そこを通る神経が圧迫されてしまうのです。


「神経の通り」が悪くなると何が起こるのか

神経が圧迫されると、その周囲の血流が悪くなり、神経が酸素不足に陥ります。

この状態が続くと、神経が過敏になり、
「ピリピリ」「ズーンと重い」「冷たい感覚」などの不快な症状を引き起こします。

さらに、筋肉も防御反応で硬くなり、
結果として「神経が圧迫される → 筋肉が硬くなる → さらに圧迫が強くなる」という悪循環が生まれてしまうのです。

骨のゆがみ


病院で「異常なし」と言われても油断できない理由

レントゲンやMRIでは、明らかな神経の圧迫が見つからないこともあります。
しかし、実際には「軽度の圧迫」や「神経の過敏化」が原因となって、日常生活に支障をきたすケースも少なくありません。

このような場合、構造的な異常ではなく、神経の働きの乱れ(機能低下)が関係していることが多いのです。


当店のアプローチ|神経・姿勢・筋肉の三軸を整える

新橋カイロプラクティック整体院では、手や腕の痺れに対して「神経の通りを整える」ことを目的に施術を行っています。

姿勢(骨格):首の角度や背骨のバランスを整えて神経への圧力を軽減
神経:振動機器を使用し、過敏になった神経の働きをやさしく安定化
筋肉:首・肩・背中の緊張を緩め、血流を促して神経の修復を助ける

これらの三軸を同時に整えることで、神経が本来の働きを取り戻し、手や腕の感覚が徐々に安定していきます。

施術画像まとめ


生活の中でできるセルフケア

・スマホやPC作業時は、目線を上げてうつむかないようにする
・1時間ごとに首や肩をゆっくり回して筋肉を緩める
・夜は首を冷やさず、温かいタオルで温めてから寝る
・枕の高さは「首の自然なカーブ」が保てる程度に調整する

こうした小さな積み重ねが、神経への負担を減らし、症状の再発を防ぎます。


まとめ|手や腕の痺れは“首のサイン”かもしれません

首が悪い痺れ

手や腕の痺れは、手先だけの問題ではなく、首の神経の通りの乱れが深く関係しています。

構造的な変化がなくても、神経の働きを整えることで、症状の軽減や再発予防が期待できます。

「原因がわからない」「マッサージでは良くならない」
そんな方こそ、一度“首の神経の通り”を整えることを意識してみてください。


👉 手や腕の痺れの詳しい原因と改善法は
手や腕の痺れのページはこちら をご覧ください。


🖋 記事監修

新橋カイロプラクティック整体院
院長 山本優希(国家資格 柔道整復師)
— 姿勢(骨格)・神経・筋肉の三軸から根本改善を目指す整体 —

院長